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A面「煩悩即菩提」の再開

 突然livedoorBlog「煩悩即菩提」を全面削除し本ブログ「生死即涅槃」にご主人様との出来事を移行して以来、永らく休止状態だった「煩悩即菩提」を再開致しました。

 こうしてご主人様とこれからも波乱万丈な出来事を綴っていくことにはB面「として変わりはありません。

ただ、ここにきて、なぜ、A面としての「煩悩即菩提」を始めようとしたのは、こういう理由からなのです。

 ご主人様から「執事」という大役を仰せ遣って出来事を積み重ねるにつれ、精神的マゾヒズムの局地であろう主従関係におけるご主人様との信頼が確固なものになろうとしている今、もう少し自分自身で「マゾヒズム」について振り返ってみようと思ったからです。

 そこで、A面の「煩悩即菩提」では、ご主人様との出来事から得たものや学術から、M破門中にとっての「マゾヒズム」を記述して行こうと思います。

 B面「生死即涅槃」同様A面「煩悩即菩提」についてもご愛顧方お願い申し上げます。

 「煩悩即菩提」については、linkの一番上にある、「煩悩即菩提」からお入りください。

 

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新しいお店、二ヶ月目4

 そして新しい2ヶ月目に突入し、1ヶ月目と同様、毎晩のように電話でその日の成果を確認して翌日につなげるといったことを繰り返し、一週間に一度、お会いする日には、いつものようにご主人様の元気の源であるクレープを2個ご用意したのでした。また、時には、会社に出勤している夕刻に「今日は今1本しか入っていないの、不安だから来て」という電話があって、お店まで、差し入れをお持ちしたこともありました。ともかく、ご主人様は2ヶ月目もトップを目指して一心不乱にお店に出勤していったのでした。僕はそんな主人様のがんばりを心から応援しながら、一方では無理をして持病のうつ病が再発しないことが気がかりなのでした。

新しいお店、二ヶ月目3

 そしてその週末ご主人様とお会いしました。前日ご主人様からいわれ、チケットピアで宝塚歌劇のチケットを購入していたのでその日持参しました。
 ご主人様がやってこられて、ホテルのお部屋に入るなり、「ほらほら、ご主人様、チケット・チケット」と差し出します。「待って、待って、まずは店にホテルに着いたことを連絡するから」連絡をした後、「ご主人様、危ないところでした、もう少し遅かったら手に入れることはできなかったです」「わかったわね」「はい、これで二人で瀬名じゅんファイナル、お見送りしましょう」「はい、でも、ご主人様、11時からの公演、寝過ごさないですか」「うん、何があっても起きるわ」「はい」
 「今日は衣装のお披露よ」、ご主人様は袋の中から何枚かのコルセットや衣装を取り出しました。「おおっ!とうとう手に入れられたのですね、コルセット」「うん」
 そして、ホテルで撮影会がはじまったのでした。シックな色のコルセットやゴージャスレザーのコルセッチなど、どれをとってもお似合いなのでした。一通り、撮影会が終わり、「執事、コーヒー」「はい」コーヒーをいれご主人様に差出すと、ご主人様はコーヒーを飲みながらクレープを食べ、先週、お客様とプレイした内容をお話になったのでした。その内容は僕には刺激的なのでした、「ご、ご主人様、手こきなんてことを聞くと嫉妬で変になりそうです」「何、言ってるの、お前は執事でしょ、ドーンと構えていなさい」「は、はい」ご主人様はクレープを食べ終わると、「もう時間ね、服をきなさい、それからとってもしょっぱい聖水を上げるわ、ずっと我慢していたの」「お聖水ですか、う、うれしいです」僕は急いで服を着ると、「そこに仰向けになってごらん」「はい」「目を閉じておくのよ」「はい」「開けちゃだめよ」「はい」そして、久しぶりに、本当に久しぶりに、お聖水を最初はゆっくりでしたが、最後のほうでは苦しいくらい一杯頂いたのでした。「ありがとうございました」そして二人はホテルを出て、お店の近くまでいって、ご主人様の両手をマッサージして『疲れがとれますように』と気合を入れてお別れしたのでした。

新しいお店、二ヶ月目2

 そして、二ヶ月目が始まったのでした。一ヶ月目と同様、一週間に一度はお会いし、また、毎晩のように、その日のご主人様のお店の結果報告と今後の対策について、深夜、電話でお話していたのでした。
 その日は、お休みを頂き所要があり、大阪に向かったのでした。所要を終え時間があったので、ご主人様にクレープの差し入れでもしようと、ご主人様にメールしました、「今、心斎橋でクレープ屋さんの前です、どうしましょう、クレープおいしいですよ、悪魔の囁きです」メールしたあと、近く喫茶店で待機していました、そして一時間くらいたった後、ご主人様から電話がありました、「お腹空いたわ、今どこ?」「はい、クレープ屋さんのお店の前の喫茶店で待機しています」ご主人様の注文をお伺いしたあと、クレープを買って、ご主人様のお店の近くで待っていると、ご主人様か現れました、二人は少し人通りの少ないところまで行くと、「はい、クレープ」「ありがとう、オーナーにお客様が差し入れを持ってきたから行ってきますと伝えると、私が持ってこさしたのでしょうって」「あはっ、どうですか、お仕事」「今で一本」「余り無理なさらないでくださいね」「うん、無理はしないわ」そしてその日はお別れしました。

新しいお店、二ヶ月目1

 月が変わり、初めてお会いする日がやってきたのでした。先月末、ヤオーナーからお店ランキングトップ内定を聞かされていたとおり実際にご主人様はトップになったのでした。
 いつものように、ホテルに入り、「想えば先月勤めていたお店のオーナーを見返してやる、そんな気持ちが叶ったのでしょうねぇ、ランキング一位、おめでとうございます」といいながら、涙汲んでしまうのでしたが、ご主人様の目にも一杯の涙が溢れて、既に頬を濡らしているのでした。「人前では泣いたりできないから...」「はい、思いっきり泣いてください」僕はご主人様のおみ足を愛しむようにマッサージしていったのでした。しばらく静かな時間が流れます、ご主人様はクレープを口にしくます。「今日のクレープとってもおいしいわ」「はい、記念すべき日だということで、クレープ屋さんが『力』を入れて作ってくれたのでしょう、あはははっ」「こうして、今、いられるのはお前のおかげよ、ずっと私を支えてくれていたから」「そうおっしゃってくれたら、幸せです。だめです、また涙が出てきます。すべてはご主人様の『力』です、今までやってこられたことが間違っていなかったとうことです。これからは自己評価の低いご主人様ですが、少しでもご自身に自信を持ってくださいね。それから来月もまたトッブと余りランキングを意識しないでください、また、前のお店のときのように病気がひどくなってきますから」「うん、できるだけそうする、これでトップという実績を作ったんだし、これからは一本一本お客様の願望を叶えながら大切にプレイしていくわ」「はい、是非、そうしてください」「執事、コーヒーよ」「はい」コーヒーをいれご主人様に差出し、ご主人様がコーヒーを飲み終えると、「背中して」「はい」ご主人様はボンテージの上を脱ぐと、僕は、ブラジャーの紐をはずしても入念に肩から背中のマッサージをしていったのでした。「気持ちいいわぁ」「ありがとうございます」しばらくマッサージをしていると、「あら、もう時間」「早いですねぇ、時間の経つのが」そして、身繕りをした後、二人はホテルを出て、握手をしてご主人様とお別れしたのでした。 
 それから帰りの電車に乗り込んだ僕はご主人様にメールをしたのでした。
 「今日はお会いして頂いてありがとうです、僕はご主人様とお知り合いになれたことが嬉しいです、このご主人様との出会いは僕の宝です」しばらくして、ご主人様から返信がありました、「こちらこそ、たくさんの愛をありがとう。今の私があるのはお前のおかげです、ありがとう」、思わず僕は、「あかん、電車なのに涙がこみ上げてきます」お返事をしたのでした。本当に僕にとって十分すぎるご主人様のお言葉に、改めて、これからもずっと、ご主人様に御使いしていこうと確信したのでした。

新しいお店、一ヶ月目7/7

 そうして、翌日で出待ちのときに撮影した画像をご主人様に送信しました、「今月、後5日間、タカラヅカのパワーで目標に向かってがんばりましょうね」しばらくして、ご主人様からメールがありました、「昨日はすごく感動したね!!これで今月まで残り5日間、乗り切れるでしょう」と。 
 そうして、その夜、ご主人様から連絡がありました。
 「どうされましたか?今日成果どうでしたか?」「うん、今日は2本」「よかったですね」「うん.....今日ね、オーナーが私に言ってくれたの、今のところ私がトップなんだって。それを聞いて、帰り、一人で歩きながら、うれしくて、うれしくて、ずっと泣いたわ」とおっしゃるご主人様の声が嗚咽していたのでした。「そ、そうですか、よかったですねぇ、本当によかった」という僕自身うれしく涙があふれて出てきたのです。「私、女王様になってようやくこうしてトップになれて.....今までで一番嬉しい瞬間間...」「うん、よくがんばりましたね、それはご主人様のすき方がけっして間違っていなかんったということです」「う......」二人はお互いの息遣いを感じながらお互いの気持ちが通い合っているのでした。「本当によかった」「う.....」「今週お会いしたらマッサージしましょう」「うん、プチお祝い会ね」「はい」「これから4日間まだまだ波はあるでしょうけど、トップ間違いないのだから、一本一本大切にプレイしてくださいね、それと体調を整えて休まないように最後の日までやり遂げましょう」「うん、そうする」「おめでとうございます」「ありがとう」
 こうして、ご主人様にとって長い女王様生活があったからこそ、今、この瞬間がやってきたのでした。

新しいお店、一ヶ月目6

 それからしばらくして、気分転換にと、二人で宝塚観劇に行ったのでした。
 確保できた席は今まで僕がご主人様とご一緒した中で一番前に近い最高の席なのでした。当日、いつものように会社に出勤してその日の段取りをしてから大阪に向かったのですが、途中お客様からのクレームの電話対応が入り、ぎりぎりの時間におにぎりを準備して宝塚に到着することができたのでした。しばらくしてご主人様が到着し、二人で駅のベンチに腰掛け、おにぎりを食べた後、大劇場に向かったのでした。大劇場はいっぱいのお客様でした、その中をご主人様の案内で予約した席に着くと、
「うわあ、すごくいい場所ですねぇ」「うん、とってもいい席ねっ」
 そうして第一部の劇が始まったのでした。そうして、二部、ミュージカルは圧巻でした、これぞタカラヅカというくらい僕が見たなかでも一番素晴らしく感動したのでした。それは頭の中にあるいろんなものが吹き飛んで宝塚のパワーの洗礼を受けた、そんな感じなのです、そして不覚にも僕は涙ぐんでしまったのです、ご主人様は、「もしお前がいなければ思いっ切り泣いていたわ、感動したわ」二人はその感動を抱いたまま、テラスに腰掛、お互いの感動を確かめあったのでした。それからしっかり、一時間ほどで出待ちをしたあと、いつもの英国風喫茶店で余韻を味わったのでした。

新しいお店、一ヶ月目5

 そうして、実家に帰って2日後に仕事に戻り、電話がありました。
 「この前はお前に随分と心配させたわね」
 「実家でゆっくりされましたか?」
 「ううん、余り寝れなかったの。でも、もう、もうひとりの新人の子のことだけど、私と全く別のものだってわかったの、だからあの子はあの子でがんばればいいことだし、私には関係ないことだって」
 「ご主人様とは全く仕事のスタイルが違いますから、一緒に考えないほうがいいです、自信をもっていれば問題ないです」
 「うん、そうする」
 そうして、それからというもの毎日のようにその日のご主人様の結果を報告して頂いたのでした。それは毎日、毎日、起伏がありました、ある日はお客様がひとりもつかなくて不安だ、不安だと嘆いていた翌日、お客様が4人入って疲れたといいながらもとてもうれしそうなお声でその日の報告を受けたのでした。そうかと思うと翌日「ぼうず」で落ち込んだり、本当に起伏の激しい毎日なのでした。そのたびに僕はご主人様に、「大丈夫です、どーんと構えてください、ランキングトップは目の前なのですから」と宥めるのでした。
 こうして僕達は毎日毎日反省をして翌日のスタートを確認していったのでした。
 ただ、僕はたとえご主人様がトップをとったとしても、今度はトップを維持しようと自己を追い詰めることで欝にならないかが心配なのでした。

新しいお店、一ヶ月目4

しばらくしてから、電話をしました、
すると、ご主人様は、「もう私は SM業界から望まれていないってことなのよ」
 「そんなに早く結論づけてはいけません」
 「でも、じゃ。どうして私じゃなく、その新人にお客様がいっちゃうのよ。それにその新人、態度が悪くって気に入らないの、しかもその新人をオーナーが押していることも気に入らないわ、ブレイひとつできないのに」
 「もう少し様子をみましょう、それにその新人は性感コースでしょう、ご主人様のようにM専科コースではありません」
 「でも、新規のお客様がつかないわ」
 「ご主人様でないといけないリピーターがいっぱいらっしゃるじゃないですか」
 「でも、新規のお客様がこないと意味ない」
 「ご主人様、その新人の方は性感ですから、ご主人様とはまったく方向が違うし、それに性感のお客様ってリピート率は低いと思います、今、新人だから来ているだけでその新人にリピートするかどうかはわかりません」
 「もう私、SM業界で必要とされていないのだわ」
 「もう少し、様子みましょう、あまり考えすぎないで」
 「うん、しばらく実家に帰って、愛犬に癒されてくるわ」
 「そうしてください、実家にいるときは仕事のことを忘れて」
 「うん、そうする」

新しいお店、一ヶ月目3

 そして月の真ん中くらいのとき、深夜ご主人様から連絡がありました。
 「私の後に入ってきた新人に2本、新規のお客様がはいった、いやだなぁ」
 嫌な予感かしました、ご主人様はご自分でご自身を追い込んでいる、そう感じたのです。
 「ご主人様、あまり気にしないでくださいね、これからの動きを静観しましょう」
 「そうじゃないの」
 「だめです、そんなに自分を追い込んだら病気になります」
 「違うのよ、メールするわ」
 電話を切ってしばらくしてご主人様からメールがありました。
 「私が言いたいのはね、こうしてお客さまがわざわざお金をかけてポンポンと新人とプレイすることが私にはなかったわ」
 「始まったばかりですから、しばらく様子を見ましょう」
「違うの!始まり方が違うってことなの!もう!」
「それもわかっています、そのことを脅威に感じていることもわかったうえで申し上げているのです、ご自分でご自身を追い込まないで」
「しばらくしてから電話して頂戴」

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